昭和46年・民法第1問

問題文

 甲の病気による入院療養が長期に及んだため、甲の妻乙は、甲の医療費調達の目的で、甲から預かっていた実印を無断で使用して、乙を代理人とする旨の甲名義の委任状を作り、甲を代理して甲所有の土地を丙に売却し、丙は更にこれを丁に売却した。乙に右土地売却の権限がなかったことについて、丙は善意・無過失であったが、丁は悪意であった。退院後これを知った甲は、丁に対し、土地の返還や登記の抹消を請求することができるか。




答案構成





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