平成12年・民法第1問

問題文

 Aは、画商Bから著名な画家Cの署名入りの絵画(以下「本件絵画」という。)を代金2,000万円で買い受け、代金全額を支払って、その引渡を受けた。当時、ABは、本件絵画をCの真作と思っており、代金額も、本件絵画がCの真作であれば、通常の取引価額相当額であった。Aは、自宅の改造工事のために、画廊を経営するDに対し、報酬1日あたり1万円、期間50日間との約定で、本件絵画の保管を依頼し、報酬50万円を前払して、本件絵画を引き渡した。その後、本件絵画がCの真作を模倣した偽物であって100万円程度の価値しかないことが判明したので、AがBに対し、本件絵画の引取りと代金の返還を求めて交渉していたところ、本件絵画は、Dへの引渡後20日目に、隣家からの出火による延焼によって画廊とともに焼失した。
 以上の事案におけるAB間及びAD間の法律関係について論ぜよ。



答案構成




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